見える診断、確かな治療

耳鼻科は、耳の穴、鼻の穴、喉の奥と、穴の中を目で覗いて診断する科です。当院では高解像度の内視鏡高精度のCTを駆使して病気を、そして治療を的確に「見ます」「見せます」。あなたの病状を客観的に把握し、それに応じた治療を行います。

あなたの難聴、原因知りたくないですか?

これまで原因不明とされてきた難聴も、約半分は遺伝子によるものと分かってきました。当院では大学病院と変わらないレベルの遺伝子検査を行うことができます。

理にかなった補聴器を

補聴器を買ったけど使えない、まだ踏み出せない、という方は多いのではないでしょうか。当院では遺伝子検査などの情報をもとに、理にかなった補聴器の選択と調整を行います。補聴器の購入はうまく調整して納得されてから、です。それまでは無料で貸出しも行います。購入後も引続き調整とメンテナンスを行います。そのために理想的な検査と調整の環境を備えています。

 

アレルギーの原因確定と根本治療

鼻アレルギーと一言に言っても、原因はさまざまです。それを確定させることは大切と考えています。スギやヒノキの花粉症なら症状が出る時期が予測できますので、その少し前から薬を飲む事で楽になれます。家の埃やダニなどへの対処法もあります。
鼻アレルギーへの治療は抗アレルギー薬が中心になりますが、これも多岐にわたります。当院では画一的な投薬ではなく、それぞれの患者さんに合わせた薬を提案します。通常の抗アレルギー薬の効果が不十分な花粉症に対しては、抗体医薬というまったく新しい選択肢もできました。また、舌下免疫療法といって体質そのものを改善させる治療法もあります。

 

CT、内視鏡を駆使して中耳、副鼻腔、声帯の病気を診断

耳の穴、鼻の穴、喉の奥、解像度の高い内視鏡で観察することは確定診断に非常に重要です。百聞は一見にしかず、です。特に声を出す声帯、ものを飲み込む咽頭の観察には必須です。
中耳や副鼻腔といった骨の中にある部分は内視鏡では見えませんが、当院ではCTで確実な診断を行います。内視鏡やCTによる客観的な病状の把握は、各患者さんの治療経過を把握する上でも重要です。

清潔な環境、院内感染の防止

新型コロナウイルス対策をはじめ、クリニックでの感染拡大には十分な対応が求められます。
当院では1) 強制的な換気循環システム、2) オゾン空気清浄機、3)ネブライザーの廃止、4) 医療機器の徹底的な消毒滅菌システム、により万全の体制をとります。

1) 一般的に換気は、部屋の中から外へ出すために換気扇を用いますが、これに加えて部屋の中へと空気を入れることにも換気扇を用い、換気を常時一定量強制的に行います。これは窓を開けて自然の風に任せる受動的な換気とは全く異なる能率を持ちます。

2) オゾン空気清浄機は、新型コロナウイルスをはじめインフルエンザウイルス等の各種ウイルス、緑膿菌・MRSAなどの各種細菌を除菌するもので、医療機関や救急車に導入されているものです。

3)鼻やのどに蒸気をあてるネブライザー治療は気持ち良いのですが、その患者さんの症状の場所(病原体がいる場所)に当てた蒸気が周囲に散らばり、周りの人に感染させるリスクがあります。当院ではこれを行いません。

4) 診察室での吸引物は外気に触れず自動で排出します。内視鏡は粘膜に直接触れるため、高水準の消毒を要するセミクリティカル機器です。本院では学会の基準を超える、内視鏡全体の洗浄・消毒を自動で行う装置を導入し、感染予防を徹底します。また滅菌には、ほぼ全生物を死滅させることができるオートクレーブを用います。

文責 北尻真一郎(耳鼻咽喉科専門医、臨床遺伝専門医、補聴器適合判定医、補聴器相談医)